blog

2020/10/01 20:03


模型・プラモデル、ミニチュアやフィギュアなどを自分の好きな色に自由に筆で塗って楽しむことができる❝筆塗りペイント❞
見てると敷居が高そうに感じる方もおられるかもしれませんが、実はとてもカンタンに始められる趣味です!

塗装のための塗料は、いろいろなメーカーから発売されているのですが、私が強くお勧めするイギリス生まれの水性エマルジョン系塗料「シタデルカラー」を使えば、パッと始められて・場所も取らず・水で薄めて使えて安心!ニオイもほとんどしないので、ご家庭でもすぐに楽しむことができます。簡単に特徴の方を説明していきますよ!

ひがっちゲームズ通販サイトの右下(スマホだと下の方)に【ショップに質問】ボタンがあり、そちらから直接こちらのブログも書いている「ひがっちゲームズ店長」にご質問いただけますので、分からない事がありましたらそちらからお気軽にお声掛けください。




・水と筆さえあれば準備完了!

シタデルカラーは塗料を薄めるとき、筆を洗うときなど、全て水でできます。専用のうすめ液もありますが、基本的には水でOK!

・臭いがほぼしない!

シタデルカラーは乾燥の際、水分のみが揮発していくので臭いがほとんどありません。有機溶剤も使用されていないため体への害もなく、ご家庭で安心してご使用いただけます。


・乾燥が早い!

シタデルカラーは乾燥待ちで作業を滞らせるストレスを感じることもなく、塗装に集中して楽しむ事ができます。パレット上での乾燥が気になる時は『ウエットパレット(ウォーターパレット)』を使うことで乾燥を遅めることもできます。詳しくは後ほどご紹介します!


・隠蔽力が高く発色がいい!

シタデルカラーは隠蔽力(下の色を隠す力)がとても高く、特に隠蔽力が強い種類『BASE(ベース)』カラーだと、例えば黒の上に白を塗っても下の色を隠す事ができるほどの凄さです。もちろん発色も素晴らしく、他社の塗料では難しい「黄色」なども綺麗に塗る事ができます。


・重ね塗りができる!

シタデルカラーは塗った部分を侵食しないので、他の塗料を侵す心配もなく重ね塗りが可能です。また今後詳しく解説したいと思いますが、むしろ「重ね塗りをする事で表現していく塗料」という一面もある塗料なのです。


・ただし、値段はちょっとお高め!

シタデルカラーは12mlボトルのもので600円、18〜24mlボトルのもので1060円(一部違うものもあります)と結構お高め。しかし!基本的には水で薄めて使うため、かなり長持ちします。そして何よりそれだけの価値がある塗料だと思います。まずは試していただきたい!




それでは「シタデルカラー」を使って筆塗りペイントを始めるために必要な準備と基本的な部分をご紹介していこうと思います。

あなたの新しい趣味への第一歩をお手伝いできたら嬉しいです。




❝筆塗りペイント❞を始めるために必要なもの



①水(水道水でOK!)
塗料を薄める時、そして筆を洗う時に使います。マグカップなどの安定感のある入れ物に多めに入れて使用しましょう。専用のウォーターポットも便利です。水はある程度汚れたらこまめに取り替えてください。
特に「金属色(キラキラした塗料)」が付いた筆を洗ったりした後は、ラメのような粒子が入ってしまうので注意しましょう。金属色用の水も別に用意しておくといいかもしれません。


②パレット
「シタデルカラー」はボトルから直接使わず、一旦筆でパレットに必要量を出して水で薄めて使用します。塗料を混ぜて色を作るときにも必要です。専用のパレットもありますが、スーパーのお惣菜の透明のフタや水彩絵の具の小学校で使っていたようなパレットでも全然大丈夫です。


③キッチンペーパー・ティッシュなど
筆を拭いたり、筆の水分を取ったりするのに使用します。キッチンペーパーかティッシュかはお好みで大丈夫ですが、「ドライブラシ」という塗り方をするときは筆先の塗料の調整ができるので、キッチンペーパーがあると便利かもしれません。


④筆
筆選びは好みもあり、人によって意見もさまざまですので一概にこれが正解というものはありませんが、ここでは私のおすすめの筆のご紹介と筆選びのポイントの解説、そして筆の扱い方について書いていきます。


【筆選びのポイント】
まずは幅広く使える中間サイズで先のとがった筆、最初の塗り分けに便利な大きめの筆、筆塗りペイントの基本テクニック『ドライブラシ』をするための専用筆を用意しましょう。それと塗料をパレットにとるための筆(安いものや使い古しでOK)も1本あると便利です。

「シタデルカラー」専用筆として販売されているものもあります。
この中からいくつか揃えるのもおすすめで、「CITADEL SMALL DRYBRUSH」「CITADEL MEDIUM LAYER BRUSH」「CITADEL LARGE BASE BRUSH」の3本はとても使いやすく便利です。ただし塗るモデルの大きさでもオススメ筆は変わってくるので、その点はご了承ください。細かく塗り分けたい方には、プラス「CITADEL SMALL LAYER BRUSH」がおすすめです。

基本的には筆先がしっかり整っているものを選び、握る部分の太さも違うので手に合ったものを選ぶようにします。ブランドによって毛の硬さや塗り心地が違うため、いくつか試して自分に合ったものを探すしかありません。
ドライブラシ以外の筆は、あまりに細すぎる・または毛の短い筆は水の含み(筆は湿らせた状態で使いますが、その時毛の中に水分を含みます)が控えめなため、「シタデルカラー」だと毛先の塗料が乾燥してしまいがちになり、固まったり塗料を塗っているときの伸びが悪くなりますので、注意が必要です。
ドライブラシは使い古しの筆などで代用される方もいますが、毛の質や毛の当たり方で仕上がりがまるで違いますので、専用筆がおすすめです。

         

【筆の基本的な扱い方】
筆は少し扱い方に気をつけると、寿命も伸びて長く良い状態を保てます。
まず筆は使用中・使用後は水ですすぎ、ティッシュなどで先をまっすぐ整えつつ水気を軽くとることを習慣づけてください。先を整えず放っておいても、筆に塗料を付けたまま放っておいても、すぐに傷んでしまいます。
そして塗料は筆先だけに付けるようにしてください。根元まで塗料が付いて固まると毛先は乱れ、すぐに良い状態を保てなくなります。付いてしまったらすぐによく水ですすいでください。
ペイントが終わったらよく洗い、先を整えて水気を軽くとったら、先が乱れないよう保管します。この時筆先を上に向けて立てておくのはあまりおすすめできません。筆先を下または筆を寝かせて保管しましょう。



⑤サーフェイサー
ミニチュアやプラモデルなどにそのまま直接「シタデルカラー」を塗ると、塗料が弾かれたり、乾いた後も簡単にはがれてしまったりします。そこで最初に下地となるスプレーを吹き、そこを筆でペイントしていきます。
これにより塗料ははがれにくくなり、きれいに塗り重ねることができます。
「シタデル」の専用下地スプレーである「CHAOS BLACK SPRAY(黒い下地)」が『シタデルペイントシステム ~クラシックメソッド~』で塗るのに、「WRAITHBONE SPRAY(クリーム色)」「GREYSEER SPRAY(灰色)」「CORAX WHITE SPRAY(明るい灰色下地)」が『シタデルペイントシステム ~コントラストメソッド~』で塗るのにとてもオススメです。
『シタデルペイントシステム』での塗装に関する詳しい解説は別の記事で紹介していきますので、そちらをご覧ください。
      


⑥塗料とミニチュア
塗りたいモデルと「シタデルカラー」を用意します。どこからはじめようか悩んでいる時は『ペイントセット』がおすすめです。
ミニチュアがついているもの、カラーと工具がセットになっているものなど、お好みでお選びいただけます。



あると便利なもの

・デスクライト
部屋の照明が暗い場合、もしくは照明の色の影響で、色の見え方が変わってしまいます。『昼光色』のライトがあると太陽の光で見た色に近い形で見ることができるので、一定の環境でペイントを続けるのには必要ですね。

・拡大鏡
細かなところを塗り分ける際に、小さすぎて塗れない!となったら拡大できるルーペなどを導入してもいいかもしれません。

・ウェットパレット
塗料をパレットに出して使う際、どんどん乾いていってしまうことを防ぐために便利なのが「ウェットパレット」です。材料は百均などで簡単に揃えることができるので、ぜひ一度使ってみてください。トレーに大きさが合ったスポンジを入れて、水をひたひたに入れます。水の量はスポンジに水を吸わせて、スポンジギリギリの高さまでで大丈夫です。
その後クッキングシート(キッチンペーパーではありません!)をトレーの大きさにカットしてスポンジの上に敷いてください。
クッキングシートの上をパレットとして使うのですが、こうすると塗料が乾燥しにくく、多めに出した塗料も固まらずに使えます。

      



ここまで準備ができたら、あとは実際にペイントしてみるだけです。
ここから専用サーフェイサーを使って下地を拭いて、塗料を使ったペイントに入っていきますが、詳しいお話は次の項目で進めていきたいと思います。




こちらの公式ガイドブック『シタデルカラーの教科書』は本当におすすめです。これから筆塗りを始めたい方、一から学んでいきたい方はぜひこちらもチェックしてみてください!


     

18000円(税込)以上まとめて購入で 送料無料

Search商品検索

Categoryカテゴリー

Guideご利用ガイド

Mailメルマガ

当店からメールマガジンをお届けいたします。